寝ているあいだも働いてくれるビジネスを築く

今週のヒント:コードかメディアのレバレッジを使う #019

ナヴァル・ラヴィカントという人物をご存じでしょうか。

個人投資家としてUberやTwitterに初期投資するなど、先見の明と行動力を兼ね備えたシリコンバレー屈指のビジネスクリエイターです。

シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント』という本もでています。(この日本語の本は有料ですが、英語版サイトだと無料で読めます→ The Almanack of Naval Ravikant

そして、彼の以下の𝕏の投稿が、ぼくに衝撃をあたえました。(原文はこちら

「コードとメディアは、誰もが使えるレバレッジだ。新しい富裕層の成功の秘密は、そのレバレッジにある。あなたは、あなたが寝ているあいだに働いてくれるソフトウェアやメディアを作ることができる。」

この言葉は、現代における経済的な自由を求める人々にとって、まさに指針となるような言葉。

いままでは、大学を卒業して大企業に就職し、定年まで勤めることが、安定した人生を送るための王道と考えられていました。

しかし、グローバル化やデジタル化が進む現代において、そのような考え方はもはや通用しません。

終身雇用は崩壊し、AIや自動化によって多くの仕事が奪われる可能性も…

この言葉をきっかけに「レバレッジ」、つまり「ソフトウェア」と「メディア」について考え始めました。

今回は、このレバレッジを利用するための、新しい時代の3つのルールをご紹介します。

目次

ルール1:自分のクローンをつくる(1日24時間稼ぐ)

まずは、会社に勤めている場合を考えてみましょう。

朝9時から夜18時まで働くと、その拘束時間は9時間ほど。

9時間とは、1日のうち、わずか「37.5%」にすぎません。

つまり、会社勤めをしていると、収入のすべてを1日のたった「37.5%」のあいだに得ていることになります。

さてここで、一日の残りの時間である「62.5%」の時間(寝ている時間も含む)も、働くことはできないのでしょうか?

徹夜しろというわけではありません。

ここで登場するのが、ソフトウェアやメディアのコンテンツ。

これらはあなたの分身となり、一度作成すれば、24時間365日、働きつづけてくれます。

ルール2:収入源を多様化する(会社で働くリスクを知る)

いままで社会では、ビジネスを自分で作りあげることは「リスクが高い」とみなされてきました。

しかし、本当にそうでしょうか?

そして、会社で働きつづけることは、本当に「リスクが低い」ことなのでしょうか?

コロナ騒動を経てもなお、リストラのニュースはよく見ます。

「卵は一つのカゴに盛るな」という投資の格言はおおくの人が知っていますが、それはまさに、平均的な会社員がしていること。

不確かな時代には多様化が必要で、しかもその多様化は、それほど難しくはありません。

一つの収入源に頼るのではなく、複数の柱で支えられた経済基盤を築くことが重要です。

ぼくたちが利用できるインターネットツールは、かつてないほど便利なものになっています。

たとえば、𝕏のようなソーシャルメディアの作成、ランディングページやメールのオートメーション、ブログ、電子書籍などつくることができます。(しかも、ほとんど無料で!)

ぼくが最初に販売したKindle本は、Amazonに電子ファイルを提出しただけ。

ランディングページはnoteで作成し、宣伝には𝕏を使用し、どれも無料でした。

ルール3:自動化を最大限に活用する(専用ツールを使う)

手作業で行う作業は、できる限り自動化しましょう。

たとえば、メールマガジンの配信、SNSの投稿、顧客の対応などなど。

Bufferなどのソーシャルツールを使えば、1日のあらゆる時間にSNSへの投稿をスケジュールできるので、寝ているあいだも稼働する、プロモーションマシンを作成することも可能です。(3アカウントまで無料。1アカウントにつき10個の予約投稿が無料です。)

自動化することで、あなたはより創造的な作業に集中できるようになります。

一度システムを構築すれば、あとは自動で稼働しつづけてくれます。

寝ているあいだはもちろん、旅行をしているときにさえ、あなたはオンラインに存在することができるのです。

知識を得るだけでは、何も変わりません。

実際に手を動かし、自動化をセットアップすることが重要です。

まとめ

ナヴァル・ラヴィカント氏の考え方は、ぼくたちに新たな可能性を示唆してくれます。

それは、場所や時間に縛られずに、自分の人生を自由にデザインできるという可能性です。

コード、またはメディアという強力なツールを活用し、自分だけの「寝ている間も働いてくれるクローン」をつくりましょう。

今日はここまでです。

それでは、また次の土曜日に!

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