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- 宿敵こそがあなたを輝かせる
あなたが小説の主人公だとしたら、いったいどのような物語を紡ぎたいですか？
きっと、記憶に残る、感動的な物語を創りたいはず。
そんな物語には、欠かせない要素があります。
それが「宿敵」です。
目次
1. 宿敵とは？
ここで言う「宿敵」は、たんなる悪役や、特定の人物を指すわけではありません。
それは、あなたの価値観や目標に真っ向から対立する考え方、思想、あるいは状況。
あなたが激しく反対するものであれば、なんでもかまいません。
「宿敵」を持つということは、自分が何に賛成し、何に反対しているかを明確にするということ。
これにより、あなたのメッセージはより力強く、説得力のあるものとなり、読者はあなたに共感するか、あるいはあなたに反対するか、いずれにしても明確な態度を示すことになります。
そうすることで、あなたの物語に共感する人々を、自然と集めることにつながります。
優秀なクリエイターは、この「宿敵」を、自身のブランド、メッセージ、商品に、何度も使用しています。
以下、あなたの「宿敵」を見つける簡単なプロセスをご紹介します。
2. サブトピックをリストアップする
𝕏 や Threads で投稿するさい、ぼくは「Kindle出版」というメイントピックに集中しています。
しかし、ぼくはそのメイントピックの下で、おおくのサブトピックについて語っています。
これは、Kindle出版の要素を、細かくまで分解したもの。
具体的には、ぼくのサブトピックには以下のようなものがあります。
読書
ひとり出版
文章術
知的生産術
デザイン
デジタルツール
マーケティング
コピーライティング
独立
このように、まずはメイントピックの下に、どのようなサブトピックがあるかを列挙しましょう。
3. 理想、宿敵
各サブトピックに対して、あなたの目指す「理想」や「視点」と、その理想を達成するのに立ちはだかる「宿敵」を書きだします。
たとえば、「独立」というサブトピックを取り上げましょう。
独立について、ぼくが考える「理想」と「視点」、それに対する「宿敵」をいくつかピックアップできます。
理想：自分の年収は自分で決める
宿敵：年功序列、成果報酬のない企業
理想：働く時間ではなく、提供した価値で年収はきまるべき
宿敵：成果報酬、ストックオプションのない企業
理想：真の富とは、寝ているあいだにお金を稼ぐこと
宿敵：企業、時給仕事、限界費用アリの仕事（限界費用とは、あるモノやサービスの生産を増やすときには、追加で発生する費用のこと）
理想：はたらく場所、時間、プロジェクトは自分で選ぶ
宿敵：企業で長時間働くこと、企業でスキルにつながらない仕事に取り組むこと
視点：企業にとって、自分はただの歯車なので代替可能
宿敵：企業で働くこと
視点：他人をリッチにするために働いて、裕福になる可能性はかぎりなく低い
宿敵：給与のひくい企業で働くこと
各サブトピックに対してこのワークを完了すると、あなたがSNSをつうじて攻撃するべき「宿敵」を明らかにできます。
あなたの宿敵にたいして攻撃をおこなうことによって、あなたに同意する人々が、あなたのフォロワーとなります。
（反対に、宿敵のほうに同意している人たちからは反発がありますが、反発を受けるということは、あなたが敵を明確にできている証拠）
もちろん、投稿するさいの口調は、必要以上に攻撃的である必要はありません。
「長時間労働させられるって、ただの奴隷！」と強めに言うのではなく、「会社で長時間働くことを、ずっとイヤだと思ってました」と言っても、一種の攻撃です。
まとめ
宿敵を設定することが、ブランドを築くうえで重要なことを理解する
メイントピックの下のサブトピックをリストアップする
「理想とする状況や視点」、そして「宿敵」を、それぞれのサブトピックで考える
宿敵を設定することは、あなたのメッセージをより強力にし、読者とのつながりを深めるための効果的な方法です。
ぜひ、この戦略をあなたのコンテンツ作りに取り入れてみてください。
今日はここまでです。
それでは、また次の土曜日に！
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