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やめ時を知るための5つの兆候
今週のヒント: 見切り千両 #026
新しいビジネスアイデアがなかなか軌道に乗らない...
既存のプロジェクトにマンネリを感じている...
そんなときに頭に浮かぶのは、
「やめるかどうか迷ったときに、どのように判断すればいいのか?」
というもの。
これは、完璧な答えのない難しい質問です。
クリエイターや一人起業家として、ぼくたちは自分の仕事に情熱と時間を注ぎます。
すると、間違ったアイデアに執着してしまうことも…
「見切り千両」という言葉があるように、そういった間違ったアイデアから撤退することで、時間とリソースのムダ遣いを最小におさえることができます。
このニュースレターでは、プロジェクトから撤退すべきかどうか迷ったときに役立つ、間違ったアイデアの「5つの兆候」をご紹介します。
目次
1. モチベーションの低下
これは、本当に大きな問題です。
プロジェクトに対する熱意が薄れている場合は、撤退する時かもしれません。
モチベーションがなければ、仕事は苦しいもの。
集中力を維持したり、いま取り組んでいるプロジェクトに興奮するのが難しいと感じたら、それは撤退の時期かもしれない深刻なシグナルのひとつです。
ただ、モチベーションの問題は非常にやっかいでもあります。
というのも、のちに成功するプロジェクトも「このアイデアって、じつはそんなにイケてないのかも?」とモチベーションが下がる時期が必ず訪れるからです。
判断に迷う場合、ほかの兆候を参考に、撤退するかどうかを慎重に決めましょう。
2. 成長の機会がない
プロジェクトを通して新しいスキルを学んだり、自己成長を実感できなくなっている場合も、撤退を検討する理由の一つです。
人間は成長を求める生き物。
オンラインビジネスを築くのにもっとも大きなメリットは、「新しいスキルを学び、成長する多くの機会」といえます。
その成長がない場合、大きなストレスを感じるもの。
そして、成長の機会がないプロジェクトに長く取り組んでいると、日常生活にも不満をいだきはじめます。
現状に満足せず、つねに新しい知識や経験を求める姿勢が大切です。
3. 進展がない
「あとすこしで完成するはず!」
と期待していたプロジェクトが、長期停滞している場合は要注意。
具体的には、売上目標の未達成や、顧客数の減少などがあげられます。
ただ、戦略や戦術を変更すれば、問題を解決できることも。
複数の改善策をためしても状況が変わらない場合、撤退を検討するタイミングかもしれません。
4. 目標との不一致
成長するにつれて、キャリアプランや人生の目標は変化するもの。
その変化に、現在のプロジェクトがそれらと合致しなくなったと感じる場合、撤退を検討すべきです。
自分自身の進化に沿っていないプロジェクトに時間とエネルギーを投資する価値はありません。
ゆえに目標設定は、定期的に見直すことが重要です。
そのたびに、自分自身に正直になりましょう。
そして、プロジェクトがあなたの長期的なビジョンから外れていると気づいたら、勇気を持ってやめる事を決断しましょう。
5. 市場環境の変化
さまざまな状況は、時間と共に変化していくもの。
当初のアイデアが、市場に受け入れられない古いアイデアになっている場合、撤退を検討すべきです。
その際、アイデアに修正し、変化に機敏に対応するのか、それとも、まったく新しいアイデアを試すのかを決断しなければいけません。
いずれにせよ、ビジネス環境の変化は、あなたのプロジェクトの活動に大きな影響をあたえるため、つねに注意深く観察し、それに対応していくことが必要です。
市場環境の変化には以下のようなものが含まれます。
顧客ニーズの変化
競合企業の動向
技術革新
法規制の変化
経済状況の変化
まとめ
撤退という決断は、一見するとネガティブに思えるかもしれませんが、決して失敗ではありません。
むしろ、長期的な視点で見ると、より大きな成長につながる可能性を秘めています。
何かのプロジェクトからの撤退は、新たなアイデアやプロジェクトに挑戦するためのチャンス。
大切なのは、過去の成功体験にとらわれず、未来に向けて柔軟に変化していくことです。
今日はここまでです。
それでは、また次の土曜日に!
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