一人ビジネスの4つの成長ステップ

今日のアクション:自分がどのステップにいるか把握する #048

ビジネスの成長には、必ずといっていいほど「段階」が存在します。

スタートアップ企業が一気に100人も採用したり、近くのカフェが2号店をオープンしたり。

これらの成長ステップは分かりやすいですが、デジタルビジネスの場合は意識するのが難しいもの。

すべてを一人でこなそうとしてしまい、今のビジネスの段階に合っていない仕事に追われ、燃え尽きてしまうことも。

それを回避するため、今日はデジタルクリエイターの4つの成長ステップについてお話しします。

各ステップには、それぞれ独自の課題と優先事項があります。

ステップ1:生存

文字通り、この段階では生き残ることが目標です。

じつは90%以上の人がここで挫折してしまうと言われています。

それでは、生き残るためには何が必要なのでしょうか。

1つ目は「初期費用やランニングコストを徹底的に抑える」こと。

最初は、無料、または安価なツールだけで十分です。

高額なサービスのサブスクリプションや、凝ったデザインやロゴなどは必要ありません。

2つ目は、無料で発信できるメディアを活用することです。

XやThreads、noteなどのプラットフォームを使って、自分の知識と専門性を共有しましょう。

これらは基本的に無料。

ここで必要なのは時間だけです。

高額なマーケティングキャンペーンは避けましょう。

ステップ2:仕組み化

ある程度の安定した収入が得られるようになったら、継続的な成果を生み出す「仕組み」を作り始めます。

インプット、アイデア、コンテンツ配信、ニュースレター、カスタマーサポートといったそれぞれの分野に対して。

繰り返し行う作業は、すべて仕組み化の対象です。

これらの仕組みは、必ず文書化しておきましょう。

作業を文書にまとめておくことで、実行時に「どうやるんだっけ?」や「いつやるんだっけ?」と悩むことがなくなります。

もしも外部に委託する場合、これらは明確な指示書としても活用できます。

オススメのツールはNotion。

Notionは編集がしやすく、外部に共有もできるので最適です。

仕組み化をする前にビジネスを拡大してしまうと、あとあと大変なことになってしまいます。

たとえばシステムを整える前に新しいサービスを次々と始め、カスタマーサポートが追いつかなくなってしまうなど。

まずは小さな規模でも確実に回る仕組みを作ることが大切です。

ステップ3:拡大

仕組みという土台が整ったら、成長への投資を始めます。

この時点で、既存の顧客のことも、新しい顧客を獲得する方法もよく分かっているはず。

今までひとつのSNSプラットフォームで活動してきたならば、別のプラットフォームに拡大するのも良いタイミングかもしれません。

ぼくの場合、最初はnoteだけでコンテンツを作っていましたが、2年半後にThreadsでの発信を開始し、Kindle本の販売を始めました。

また、この段階では他のクリエイターとのコラボレーションも有効です。

コラボレーションは、大きなコストをかけずにリーチを広げ、新規顧客を獲得する助けになります。

ステップ4:防衛

一人でビジネスを成功させ始めると、必ず模倣者が現れます。

コンテンツの盗用や、商品のコピー、さらにはもっとひどいことも…

とくにSNSが広まった現代では、オリジナルのコンテンツを守ることが難しいもの。

そこでいくつかの防衛策をご紹介します。

まずは、プロフェッショナルなブランドイメージの構築。

ブランドの世界観やメッセージ、ウェブサイトのデザインなど、細部までこだわることで、模倣されにくい独自性を確立します。

そして、顧客に合わせたサービス展開。

初心者向けの無料コンテンツから、上級者向けの有料プログラムまで、段階的なサービス設計を行うことで、顧客との長期的な関係を築いていけます。

これらはSNSプラットフォームへの依存度を下げることにもつながります。

最後に忘れてはいけないのが、コミュニティの力。

あなたのことをよく知っている顧客やファンの存在は、ビジネスを守る最強の防衛線となってくれます。

だからこそ、日々のコミュニケーションや価値提供を通じて、信頼関係を深めていくことが大切です。

まとめ

ビジネスを成功させるには、短期的な成果だけでなく、長い目で見ることが大切です。

一つひとつの段階には1年から2年ほどの時間がかかることも。

どんな分野でも、長い視点で取り組めば、必ず成果は出てきます。

だからこそ、「辛抱強く続ける力」が最も価値ある武器になります。

長い戦いになることを覚悟して、準備をしていきましょう。

今日はここまでです。

それでは、また次の土曜日に!

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