ニュースレターって始めるべき?

今日のアクション:ニュースレターを始めるかどうかをチェックリストで確認する

ニュースレターは、あなたの言葉を確実にファンに届けることができるとても強力なツールです。

世界中の多くのクリエイターが、ニュースレターを活用。

その理由は、SNSのように「運営側の気まぐれ(アルゴリズム)」で届く相手が変わることがないからです。

でも、ニュースレターって、本当に始める価値があるのでしょうか?

じつはその前に、そもそもニュースレターに費やす時間があるかどうか?が大切だったりします。

今回は、ニュースレターを始める前に知っておくべき基準についてお話します。

ニュースレターの数字

まずは具体的な数字から見ていきます。

日本の15の業界における、ニュースレターの平均開封率は「31.75%」。

つまり、100人に送ったメールのうち、実際に開いてもらえるのは「32人程度」というわけです。

さらに気になる数字があります。

平均クリック率はなんと「1.3%」だけ。

これは、開封してくれた32人のうち、リンクをクリックしてくれるのは1人にも満たないということ。

少し厳しい数字に感じるかもしれません。

ただし、これはあくまで平均値の話。

成功しているニュースレターでは、開封率が50%を超え、クリック率も大幅に向上します。

ぼくのニュースレターはまだまだ成功しているとはいえませんが、それでも開封率は38%で、クリック率は8%。

つまり、100人にニュースレターを送る場合、38人がメールを開封。

そのうちの3人が、リンクをクリックしてくれるということです。

これを多いと思うか、少ないと思うかは人それぞれだと思います。

しかし、ニュースレターの一番の特徴は「パーソナル」である点。

XやnoteのようなSNSの賑やかな空間とは異なります。

読者のメールの受信箱に直接届けられることができ、信頼を積み重ねていけることが大きな強みです。

ニュースレターに必要な作業

つぎに、ニュースレターの配信にまつわる作業を考えてみましょう。

まず大切なのが、「コンテンツの継続的な制作」です。

価値ある内容を毎週作りつづけることは、想像以上に骨の折れる作業。

読者を引きつける話題や実践的なアドバイス、そして購読を続けたくなるようなおもしろいストーリーが必要になります。

次に重要なのが、「購読者を増やす」こと。

これには、無料の特典の作成や、読者が購買するかどうかを判断するニュースレターの紹介ページの最適化、SNSでの集客など、地道な作業を積み重ねる必要があります。

また、「メールのデザイン」にも気を配らなければなりません。

PCだけではなく、スマホにおいても見やすいデザインを心がけることが大切です。

さらに「分析と改善」も欠かせません。

開封率やクリック率、解除率などの指標を定期的にチェックし、より良い結果を目指して改善を重ねていきます。

まとめると、ニュースレターを続けるには、以下のような作業が必要となります。

  1. コンテンツの継続的な制作

  2. 購読者を増やす

  3. メールのデザイン

  4. 分析と改善

一貫性が何よりも大切

ぼくの経験から言うと、ニュースレターをつづけることは簡単な仕事ではありません。

むしろ、ビジネスの中でもっとも困難な取り組みの一つだと思います。

ただし、継続的な努力を惜しまなければ、読者をファンに変える、もっとも強力なツールになることは間違いありません。

大切なのは、スピードではなく一貫性。

専門的な価値を提供し続け、長期的な視点で取り組むことこそが、成功への近道となります。

自分に合っているか判断するためのチェックリスト

それでは、どんな場合にニュースレターを始めるべきなのでしょうか。

ぼくなりのチェックリストをご紹介いたします。

まず、「長期的な視点で取り組めるか」どうか。

すぐに成果は出ないので、最初の数百人の読者を集めるまでに、数ヶ月以上はかかります。

つぎに「専門知識」があるかどうかです。

ほかでは得られない独自の知見や専門性があれば、ニュースレターはそれを共有するすばらしいツールとなります。

最後に「商品やサービスを販売しているか」どうか。

オンラインのコースや、コンサルティングなどを展開しているなら、ニュースレターはもっとも効果的な販売チャネルになり得ます。

まとめると、以下の3つの視点で判断します。

  • 長期的にニュースレターに取り組めるか

  • ほかとは違う専門知識を持っているか

  • 商品やサービスを販売しているか

これで、判断に必要な材料は揃いました。

ニュースレターを始めるか、それとも、別の方向にエネルギーを向けた方が良さそうでしょうか。

今日はここまでです。

それでは、また次の土曜日に!

参考資料:

Benchmark. "平均メール開封率・クリック率レポート (2024年度版) 業種別・地域別(国別)の最新情報". Benchmark Email. 2024. https://www.benchmarkemail.com/jp/email-marketing-benchmarks/, (参照 2024-01-09)

Reply

or to participate.