ビジネスの「3つのウソ」を暴く! ホントに大切なこと

今週のヒント: 小さい失敗をたくさんしよう #018

みなさんは、ビジネスに関するアドバイスをどこから得ていますか?

SNS、本、セミナー、あるいは身近な成功者からでしょうか。

しかし、これらのアドバイスのなかには、誤解にもとづいているものも少なくありません。

今回は、多くの人がとくに信じている3つのビジネスの「ウソ」と、その裏にある「ホント」について深掘りします。

大前提:アドバイスは必ず自分で確かめる

世の中に溢れるビジネスアドバイスは、まるで「成功のレシピ」のように語られることが多いもの。

ですが、それらを鵜呑みにしてはいけません。

なぜなら、人々の経験や価値観、そして置かれている状況はそれぞれ異なるからです。

アドバイスを受ける際は、以下の3点を意識してみましょう。

  • そのアドバイスをしている人は、本当に成功していると言えるのか?

  • そのアドバイスをしている人は、実際にアドバイスを実行したのか?

  • そのアドバイスは、自分の価値観に合っているのか?

これらの問いに対する答えがすべて「イエス」でも、それはあくまでも参考資料。

大切なのは、自分自身で考え、判断することです。

さて、それではここからは、ぼくが間違っていると思うアドバイスを3つほどご紹介します。

1. 大きく稼ぐためには大きなリスクを取れ?

「人生のすべてを賭けて勝負」 、「バックアッププランはなし」、このような言葉は、まるで成功の代名詞のように語られることがあります。

いわゆる「背水の陣」というヤツですね。

しかしこれは、必ずしも正しいとは言えません。

たしかに、大きな成功を収めた人の中には、大きなリスクを取って成功した人もいます。

しかし、それはあくまでも成功例の一つに過ぎません。

おおくの人は、大きなリスクを取って大きな失敗すると、立ち直れなくなってしまう可能性があります。

しかし反対に、「小さな失敗」は人を強くするもの。

小さな失敗と、小さな成功体験を積みかさねることで、自信をつけ、より大きな目標や夢に挑戦することができます。

2. みんなを助けよう?

「「ギブ&ギブ&ギブ」や、「まずは与えることで得る」は、ビジネスの世界でよく聞く言葉。

しかし、誰にでも平等に与えつづけることは、必ずしも良い結果を生むとは限りません。

とくに注意すべきは「テイカー」の存在。

テイカーは、アドバイスや何かを受けとっても、絶対に恩を返さない人たち。

彼らに時間を費やすと、あなたの有限で貴重な時間が蝕まれることになります。

大切なのは「相互関係」を築くこと。

つまり、お互いに助け合い、成長していく関係を築くということです。

そのためのポイントは以下です。

  • 人間関係を見直す: 自分に与えてくれる人、そして一方的に利用しようとする人を区別しましょう。

  • 関係性を深める: 自分に与えてくれる人との関係を深め、一方的に利用しようとする人とは距離を置きましょう。

3. メンターを見つける?

「成功者の弟子になれば、自分も成功できる」、このような考えを持っている人も多いかもしれません。

しかし、人生は映画とは違って複雑で、必ずしもそうとは言い切れないもの。

そもそもメンターを見つけること自体、簡単なことではありません。

そして、メンターの存在が、必ずしも成功の保証になるとは限りません。

メンターとの相性が良いとは限りませんし、メンターに頼りすぎて、自分で考える力を失ってしまうことも…

ですので、メンターを見つけるかわりに、「メンターを引きつける」存在になりましょう。

まずは自分の考えや学びをオープンに共有し、議論に参加し、同じことをしている他の人との関係に時間をつかってみましょう。

これらは、SNSやコミュニティサービスの発展によって、このことは今までになく簡単になりました。

ポイントは以下の通りです。

  • Discordなどでいくつかのコミュニティに参加して、リアルタイムで学んでいることをすべて共有してみよう。

  • 自分が気に入っているSNSでも同じことをしよう。

  • 一緒に成長したいと思える仲間を見つけよう。

まとめ

ビジネスにおける成功は、一攫千金のようなものではなく、継続的な努力と正しい戦略によってえられるもの。

今回ご紹介した内容をまとめると、以下のようになります。

  • 小さな挑戦をたくさんしてみよう

  • テイカーとは距離をおこう

  • 学びを積極的に共有し、メンターや仲間を引きつけよう

一般的なアドバイスにとらわれすぎず、自分にとっての有効なアドバイスとは何かを考えながら、一歩ずつ進んでいきましょう。

今回の記事が、皆さんのビジネスの一助となれば幸いです。

今日はここまでです。

それでは、また次の土曜日に!

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